外来種ニセアカシア除伐実施

2014年10月4日( カテゴリー: 現場レポート )

林野庁からご了解いただいた上で、9月25日まで2日間、宮城中央森林組合の手で外来種「ニセアカシア」の駆除を実施しました。
とても生命力が強く、種でも、根でも広がります。
毎年夏が除伐の適期。繰り返しても勢力を弱めるのに数年かかるそうです。

施工前(2014年8月2日)

施工前(2014年8月2日)

すでに発生源から種が飛び、なぜか植栽盛土の法面から稚苗が目立ちます。
窪地状になっているから、種がとどまりやすいのか?

とくに昭和30年前後は、戦中の海岸林乱伐の影響で、飛砂・飛塩の害が全国的に多発しました。それを防ぐために海に向かって海岸林を拡幅しようと、ここ名取でも震災で倒された海岸最前線に植えたものの5割枯れてしまい、補植を繰り返し立派に育てました。

そういう中、貧栄養土壌を改善しようと、葉や落枝などが肥料になる木として植えたのがニセアカシア。しかし、全国的に急速に増えすぎてしまい、クロマツの
成長を阻害するものとなってしまいました。

目標林はクロマツ主体という仕様書を抜きにして、
もしもクロマツをあきらめて、全部ニセアカシアの林に
してしまったらどうなるか自分なりに考えてみました。

施工後(2014年9月25日)

施工後(2014年9月25日)

この木は落葉樹。冬は防風機能を果たさないと思います。
また夏の台風などの強風には、細い葉のクロマツと違い、葉が多い茂ることで風の抵抗を多く受けるでしょう。
しかもこの木は折れやすく、根が深くなく倒れやすい。風が強い海沿いでは、幹は折れ、倒れることも多いでしょう。
お互いに支え合える高木(クロマツ)を津波で一切失った宮城沿岸では、低い藪のまま高くなれない。防風林に必要な高さになれない。

除伐した場所で、既に息を吹き返しているものも見つけました。
切り株に薬を塗るという手はまだ取っていません。
冬でも夏でも、大きなトゲがない稚苗を見つけたら、根っこから引き抜くしかないか。

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